町のスポーツ振興について(一般質問報告)

令和5年度12月議会において一般質問した内容について報告いたします。

今議会の一般質問では「畜産バイオガス事業について」と「町のスポーツ振興について」の二点、一般質問をしました。

一つ目の質問は別記事にて報告します。以下をタップしてご覧ください。

畜産バイオガス事業について

目次

町のスポーツ振興について

町長の公約に、スポーツ振興による町の活性化があります。町内の資源を有効活用し、合宿誘致やスポーツ振興を進めてほしいという声が町民からも多く出ています。

奥中山地区では奥中山高原温泉や地区センターにランニングマシーン等のトレーニング器具設置を望む声があります。また、総合運動公園利用の方のために、一戸地区の空き家活用及び宿泊の仕組みづくりをすることで、もっと合宿誘致をできるのではという声もあります。町民プールやクロスカントリーコース・サイクリングコースがほしいという声や、雪がない時期に奥中山高原ホテル前の草地を常設グランドゴルフ会場にしてほしい、との声も届いています。

ライフステージに応じたスポーツを楽しむ機会の充実は、子供から高齢者までをも笑顔にしてくれます。

また、各種スポーツを通じた交流人口の拡大を行えば、自ずと町が活性化すると考えます。

現在、町が力を入れているスポーツ振興施策と合宿誘致の現状、今後の展望について町長の考えを伺います。

町長答弁

「町のスポーツ振興について」にお答えします。

町のスポーツ振興施策については、町の総合計画に基づき、若年層の競技継続と競技力向上に向け、令和5年度から大会参加費補助金を拡充し、活動の支援や、各種団体の支援を行い指導者の確保に努めているところです。

また、障がいをもつ方々とのスポーツ交流活動やスポレク学級を開催し、レクリエーションを通じて町民間の交流を図ることや、ライフスタイルの多様化により、同じ時間に、同じ場所に集まりスポーツをすることが難しくなる中で、自由な時間に、自由な場所でウォーキングやランニングができる新しいスタイルのスポーツに取り組んでおります。

合宿誘致については、令和4年度に奥中山高原施設を利用いただいたスポーツ関係団体は 21 団体、666 名となっており、冬期間のスキー場利用が中心となっております。

近年の取組としては、「いわてスポーツコミッション」が主催するいわて合宿相談会に参加し、PR活動を行っており、今月は町のスポーツ担当者が東京で開催される合宿相談会に参加し、興味を示していただいた大 の硬式野球部などに、一戸町総合運動公園での練習と奥中山高原への宿泊を実施いただけるようPR活動を行っております。

今後の展望については、選挙公約としている県大会出場への補助を今年度から拡充し、県大会や全国大会の交通費、宿泊費、参加費のほぼ全額を補助することで、費用負担の心配なく上位大会に出場していただき、町の選手が活躍することを期待しております。

また、老朽化が進む施設の整備を優先順位をつけて進め、利用しやすい環境を整えることで、施設の利用拡大を図るとともに、合宿誘致等による交流人口の拡大も図ってまいりたいと考えております。

加えて、奥中山高原施設周辺でのスポーツ設備も重要と捉え、新しいアクティビティを検討することとしており、グリーンシーズンのスポーツなどを通じた施設利用の促進が図られ、交流人口が拡大するよう取り組んでまいります。

以上で、答弁を終わります。

再質問内容からの特記事項

<担当課長の答弁より抜粋>

・スマートフォンアプリを利用しての「オクトーバーラン」(自由な時間・場所でウォーキングやランニングをする。令和5年10月に実施。)のアプリ登録者は、今年度60名だった。来年度以降も継続する見込み。

・東京で行われたスポーツ合宿相談会で興味を示してくださった大学は5大学5スポーツ部で、マネージャーの方々にPR活動を行った。

・老朽化が進む施設整備に関しては、今年度、野球場のLEDライトの設置を行った。来年度は町内体育館の照明をLEDライトに変更したいと考えている。

・奥中山高原温泉へのランニングマシーンや卓球台の設置については奥中山高原(株)との協議が必要。今後検討する。

・奥中山高原でのグランドゴルフ大会は今秋も行ったが、グリーンシーズンの常設のゴルフコース(パークゴルフ)が設営できるかは検討が必要。

<山舘からの提言>

・他の市町村で、スポーツ合宿を積極的に行っている事例を参考にし一戸町でも合宿誘致を積極的に行ってほしい。

北海道深川町の合宿誘致の事例が「ジチタイワークス」という機関誌に掲載されていた。合宿専用のリーフレットを作り、合宿に来ていただいた方々と合宿後も交流を図ることで交流人口を増やしている事例だった。駅から宿への送迎を無料サービスにする等、一戸町でも十分にやれるのではという内容だったので是非参考にしてほしい。

<町長よりスポーツ振興についての総括答弁>

・一戸町からプロ野球選手が生まれた(ジャイアンツに入団が決まった西舘勇陽さん)。花巻東高校の時から目標を掲げて、苦しい思いもしながら目標を実現できたことは、町内の子供たちにとっても良い見本・刺激になる。

・スポーツは精神が鍛えられ、仲間意識を育み、社会に出ても経験が生かされる。町内の子供たちには、スポーツを通して明るく元気に育ってほしい。スポーツをしていない子供たちも、自分が取り組んでいることを一生懸命頑張ってほしい。

(再質問での町長、部課長の答弁内容は、一般質問の動画配信をご覧ください。動画配信は、通常、議会終了後一週間後くらいにアップされます。)

一般質問動画配信

おわりに

私が31年前に一戸町奥中山に移住した時、地域の大運動会がある等、スポーツの盛んな町だな〜と驚きました。

一戸町はスポーツの得意な方々が多く、そんな方々の人の縁で、スポーツ合宿を誘致できるようになれば、町民が、そして町が元気になっていくと思います。

私は、今ではスポーツは何もしていませんが(高校時代は水泳に取り組みました)スポーツ観戦・応援は大好きです。

選手だけでなく、控えの選手、支える人達も含めて実現するのがスポーツで、子供から高齢者までをも笑顔にできる活動です。

町長の公約でもあるスポーツ振興が、今後更に盛んになっていくことに期待しています。

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