町の子育て支援が更に良くなる

2023年(令和5年)3月議会で一般質問した内容になります。

目次

一般質問内容

今議会の町長・教育長施政方針演説を拝聴し、令和5年度は今まで以上に子育て支援に力を入れる方向だと推察します。以下の子育て支援施策について詳細を伺います。

・保育料無償化の対象拡大について県の無償化対象とならない乳幼児の保育料はどの程度引き下げられるのでしょうか。

・小中高校の新入生に対する入学祝金の新設に至った経緯と祝金の額についてお教えください。

・令和3年4月に運営を開始した子育て世代包括支援センターの機能をさらに充実させるとのことですが、職員体制及び、今までの取り組み内容と今後の予定について伺います。

・母子アプリについて既に利用が始まっているようですが、アプリの概要(使用年齢や具体的機能等)と利用することのメリット、アプリ利用者の反応を伺います。

・新型コロナウイルスの影響で中断していたA L Tの保育施設等への派遣が復活するそうですが、子ども園での英語教育はどのくらいの頻度で行われる予定でしょうか。

・総合計画後期基本計画案に令和4年度に行われた町民ワークショップで出された子育て支援のアイディアが反映されるようですが、反映内容について詳細をお知らせ願います。

答弁内容

町長答弁

ただ今の、山舘 章子 議員の御質問にお答えいたします。

はじめに、保育料無償化の対象拡大については、岩手県では国が定める幼児教育・保育の無償化となっていない第2子以降の保育料を、令和5年度から保護者の所得や同時入所の条件に関わらず全額無償化することを条件に市町村に助成する予定となっています。

このことにより、県の無償化の対象とならないのは第1子の0歳児から2歳児までとなりますが、これに該当する児童についても町独自に保育料を引き下げることとし、1人1か月あたりの上限をこれまでの半分となる5,000円に引き下げることで令和5年度予算に所要額を計上しております。

次に、小中高校の新入生に対する入学祝金については、燃料・物価等の高騰により家計の支出が膨らむ中、制服や運動着の準備など大きな支出を伴う入学時の費用の軽減を図るため、2万円分の商品券を支給するものです。

次に、子育て世代包括支援センターの取組内容については、現在、保健師と助産師を各1名配置しております。

センター設立以前からも、生後2か月までの「赤ちゃん訪問事業」等を行っておりましたが、職員を専属で配置したことにより、よりきめ細かい訪問が可能となったほか、今年度は新たに妊婦とそのパートナーを対象とした、乳児の入浴方法等の教室を開催しており、来年度は「妊婦訪問事業」をさらにきめ細かく行うこととしております。

次に、母子アプリについては、現在母子アプリには、妊婦やそのパートナー、乳幼児の保護者等令和5年1月末時点で93名が登録しております。

この母子アプリを活用することにより、対象年齢や妊婦等、情報を必要とする対象者を抽出し、各種健診や各教室の開催案内等を発信しているほか、教室の開催状況等についても発信しており、このことにより教室に参加しなかった方にも開催状況が見え、実際に母子アプリの情報を見て教室に参加した家族も見受けられます。

今後は、保護者等だけではなく、その家族の方等にも母子アプリに登録していただき、多くの方に子育てに関わっていただきたいと考えているとともに、利用者の意見を取り入れながら、母子アプリを活用した相談体制の構築などを検討してまいりたいと考えております。

最後に、子育て支援のアイディア反映については、町民ワークショップにおいて、子育て経験者の知見の活用や情報共有を促すため、参加や交流の機会を創出することや、子育て支援について町民1人ひとりの関心を高め、地域全体での子育て意識の醸成に向けて、子育ての当事者だけでなく町民も参加することができる企画の開催支援や、男性も育児に参加しやすくなるような仕組みなどについて意見がありました。これらを踏まえ、総合計画後期基本計画には町民ワークショップにおける意見を下記のとおり反映しております。

また、これらの意見に対して先に述べた、子育て世代包括支援センターの取組や母子アプリの活用などを通じて反映できるものと考えており、今後も多くの方から子育てに参加していただく気運を高め、情報の共有や蓄積を図ってまいります。

以上で、答弁を終わります。

<反映前>

一戸町総合計画後期基本計画(案)第5章第3節

③ 情報発信体制の整備をします

情報提供の充実と推進子育て支援について町民一人ひとりの関心を高めるとともに、保護者のニーズに応じた各種子育てに関する情報を容易に受け取れるように、子育て情報をまとめた「一戸町子育て情報ガイドブック」や広報誌、子育て応援アプリ「I-Befam」、町ホームページなどで子育て情報を整理して周知します。

<反映後>

③ 情報発信・共有体制の整備と子育て意識の醸成

⑴ 保護者のニーズに応じた各種子育てに関する情報を容易に受け取れるように、子育て情報をまとめた「一戸町子育て情報ガイドブック」や広報誌、子育て応援アプリ「I-Befam」、町ホームページなどで子育て情報を整理して周知します。また、子育て経験者の知見の活用や、当事者や関係者間での情報共有を促すため、参加や交流の機会を創出します。

⑵ 子育て支援について町民一人ひとりの関心を高め、地域全体での子育て意識の醸成に向けて、子育て当事者だけでなく地域の町民も参加することができる企画の開催支援や、男性も育児に参加しやすくなるような仕組みを検討します。(※下線が反映部分)

教育長答弁

教育委員会事務局に係る子育て支援施策についてお答えします。

幼児への英語教育については、幼児期から英語にふれあう機会を創出し、幼・小・中と切れ目のない英語教育を推進するため、コロナ禍以前に実施していたように、公立及び私立の保育施設5施設と学童クラブ3施設にALTによる訪問を再開いたします。

訪問回数は、各保育施設へ月1回、各学童クラブへは小中学校が長期休業となる夏休み及び冬休みを利用して、年5回程度の訪問を予定しており、1回当たりの訪問時間は2時間程度を予定しております。

内容については、挨拶の仕方、数字の数え方、色の名前、動物の名前など、楽しんで英語にふれあうことに主眼をおいた内容で構成することとしております。

以上で、答弁を終わります。

おわりに

これまでも子育て支援住宅の充実等、子育て支援に力を入れてきた当町ではありますが、令和4年度の出産祝金5万円の創設に続いて、令和5年度は3歳未満児の保育料の引き下げ(上限10,000円⇨5,000円)、小中高生の入学祝金20,000円、その他予算案で可決になった牛乳費無料等、子育て世代に喜ばれる施策がスタートします。

子育て世代の保護者さん達から「制服代が高いから入学祝金すごく助かります。給食費も減額になるのですね。いくらでも補助してもらえると助かります。一戸町ますます子育てがしやすくなりますね。」と喜びの声が上がっています。

(家計が大変な世帯には既に給食費が全額支給になっています。)

英語教育についてはハローインターナショナルスクールの生徒達と当町の児童生徒達との交流が予定され、コロナ禍でストップしていたALTによる英語教育が再開されます。

是非当町の子ども達に、幼い頃から異文化に触れ広い視野で物事を考えることのできる人に育ってほしいと願っています。

今年になって町のサテライト事業で富士大学の教授より研修を受けましたが「町のPRを英語で行い、どんどん海外に向けて発信していくことが大事。」との内容がありました。

町のPRを町の子ども達が英語でできるようになってくれたらと思います。

私も子ども達と一緒に英語の勉強をしようかな〜したいな〜と思います。

町の宝である子ども達のこと、子育て世代の皆さんのことを、今後も応援しています。

一戸町の子育て支援案内(町のホームホームページ)

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