目次
道の駅について
一般質問内容
道の駅もりおか渋民「たみっと」がオープンし賑わっている様子です。将来的に建設が予定されている当町の道の駅について伺います。道の駅は地域の活性化や観光振興の拠点として期待されていますが、赤字経営になるリスクも心配されます。商品数や来客数が十分に確保できるのか、維持管理費が過大にならないかといった点について、現時点でどのような見通しや対策があるのか、お聞かせください。また道の駅において、地域の魅力を発信し、持続可能な運営を実現するためには、特色あるお土産品の開発が重要と考えます。近年、全国の道の駅では、地元産品を活用したオリジナル商品や、地域のストーリーを反映した商品開発が進められています。現時点での当町の商品開発の方針や、地域との連携体制について、どのようにお考えでしょうか。
答弁内容
ただ今の、山舘 章子 議員の御質問にお答えいたします。
はじめに、「道の駅について」にお答えします。
国とともに設置検討を進めております道の駅については、先般、町提案の建物及び駐車場の配置計画について国の了承を得たところです。
今後においては、令和8年度中に実施設計の成果による国の合意を得る必要があるため、7年度内の実施設計の発注に向け準備を進めているところです。
これまでの国との協議の中では、道の駅利用者が利用しやすい施設と駐車場となるよう、各種調整をしてまいりましたが、施設については、国が整備する道路利用者の休憩施設や24時間トイレと、町が整備を予定しているレストランや物販施設の建物を一体化し、また駐車場については、管理区分を明確にすることで、維持管理費用を抑えたいと考えております。
加えて、降雪がある地域の道の駅となりますので、利用者が屋外に出なくても施設内を行き来できるようにするほか、利便性の観点からも機能配置の検討を進めている状況です。
また、道の駅への来訪者を増やすためには、道の駅を目的地としてもらうこと、日頃から道の駅を利用してもらうことが重要と考えております。そのためには、町のみで道の駅の運営を検討していくのではなく、早期に運営を担っていただく候補者を選定し、その候補者とともに、地域の農産物やお土産品を選定して、品揃えを充実させていきたいと考えております。
一方で、町では、町内事業者の皆様からも道の駅に様々な商品を納入していただきたいと考えており、令和3年度に新商品開発等事業費補助金を創設しております。この事業では、構想の段階からアドバイザーとの面談等を通じて事業者が望む商品づくりを支援するとともに、現在、販売中の商品についても、パッケージ等のリニューアルにより、お買い求めいただきやすいようにするなどの支援も行っております。
これに加え、今年度は、新たに事業を始めたい方を対象とした起業支援セミナーの開催を検討しており、道の駅を基点として事業展開が図られるような取組にしたいと考えております。
宇別牧野について
一般質問内容
町の指定管理事業である宇別牧野の運営について伺います。指定管理料は年間2,420万円と大きな予算が投じられています。公共性の担保という観点からは、今後さらに預託農家を増やす取り組みが予定されていますが現況をお聞かせください。また、現在の運営では敷料や飼料代が、預託頭数に対して割高になっていると感じられます。
費用対効果や今後の持続可能な運営に向けて、どのような課題認識と改善策をお持ちか、お聞かせください。
答弁内容
「宇別牧野について」にお答えします。
現在、宇別牧野の指定管理者である宇別牧場利用組合の組合員は4農家であり、より公共性や公益性を図るため、預託農家を増やす取組として、 これまで会合における周知や利用案内の内容を変更し町内すべての酪農家に対して周知を図ってまいりました。
しかしながら、これまで2件のお問合せをいただきましたが、現時点におきまして新たな預託農家の加入までには至っておりませんので、引き続き周知等を図ってまいります。
また、コロナ禍に続き、ロシアのウクライナ侵攻や円安などの影響により飼料価格は過去最高の水準で高止まりするとともに、敷料価格を含めた農業用資材全般が高騰するなど、畜産・酪農を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いており、このことは宇別牧野においても経営を圧迫する大きな要因となっております。
今後の酪農経営における労働力不足や飼養規模拡大を背景とした公共牧場による分業化の推進のため、町営牧野の必要性は高いものと判断しておりますが、その中で、牧野の利用料を押し上げる要因となっている飼料や敷料の費用をどのように削減していくかが大きな課題であると認識してお ります。
そのため、粗飼料の供給先の一つである高森牧野の乾草収量の増大に係る取り組みを一層進めていくとともに、経営状況をしっかりと把握しながら、飼料や敷料の給与方法についても関係機関による評価を取り入れ、経費削減努力を続けていくよう指導してまいります。
以上で答弁を終わります。
その他
再質問内容は、議会中継の録画をご覧ください。