一般質問等報告<2021年12月議会>

新町長(小野寺よしのり氏)になってからの初めての議会が終わりました。

私が行った一般質問の質疑応答をご報告いたします。

今回の一般質問時間は、コロナ禍対応の30分から通常の50分に戻りました。

(2021年12月時点で、県内の感染者が0人だったので)

一般質問

1奥中山高原(株)の経営現況と経営再建方針について

質問

奥中山高原(株)について、前回議会の監査委員報告審査意見で「急激な経営悪化は、町の財政負担・公金投入につながりかねない。」「累積赤字額、短期・長期借入金、債務超過額は更に増え続けており、同社の現状は倒産に等しい経営実態にあると思料する。」とありました。以下について町長の見解を伺います。

・第10期(令和3年9月末)決算内及び最新の月次決算内容

・第10期収支額(単年度赤字額)

・累積赤字額

・債務超過額

・短期・長期借入金額

・借入金連帯保証人状況(金融機関との取り決め等)

町長の公約に「奥中山高原(株)を町民の福利厚生施設として甦らせる。」とありました。同社の経営再建の方向性・目標を、お示しください。

労働環境等について、社員の方々がご苦労される様子があります。町長は社員皆様の労働意欲や士気を高めるために、今後どのような対応をしていく予定かお示しください。

答弁

ただ今の、山舘 章子 議員のご質問にお答えいたします。

はじめに、「奥中山高原(株)の経営現況と経営再建計画について」にお答えします。

最初の第10期決算に関するご質問ですが、単年度収支は2,638万円の赤字累積赤字額は1億2,127万円となり、これを受けて債務超過額は7,117万円となったものです。総売上高では前年比392万円増となったものの、コロナ禍にありスキー場以外での集客に苦戦し、第10期開始時における純売上高計画値2億7,542万円に対し決算額は2億3,001万円と、計画を大幅に下回る結果となったものです。一方で、より一層の経費削減を図り、販売費及び一般管理費では前年比1,295万円減となっております。

長期借入金残高は6,950万円、短期借入金残高は1,000万円で、全てにおける連帯保証人は、現在のところ前代表取締役の田中辰也氏となっております。

次にご質問の、奥中山高原株式会社の経営再建の方向性、目標についてお答えします。

まず最初に明言させていただきますが、町として、奥中山高原事業は、町民の福利厚生、雇用の場、各種取引による経済効果を考慮いたしますと、継続させること以外に考えはございません

主に町民に利用される施設、町外からお客様を迎えて利益を取る施設とに分類されると思いますが、それぞれに町関与の強弱が生まれてくるものと思われますので、今後会社とも協議しながら、その考え方について整理してまいります。

過日開催の取締役会でも議論となりましたが、エリア内での重複機能の圧縮調整を前提に、朝朱の湯及び奥中山高原センターハウスそれぞれが単独での収支均衡が図られる施設となり、スキー場で得られる利益は、長期借入金返済の原資、従業員の待遇改善、内部留保等に向けることを目標といたします。経費削減は徐々に進んでいることから、やはり売上増の戦略に焦点を置き、現場従業員との話し合いの中で纏め上げたいと考えております。

最後のご質問ですが、これまでも会社内の状況をお聞きする機会はありましたが、この度会社の代表取締役に就任しましたので、まずは直接に私の考えを伝える場を設け、また従業員から話を聞く機会を設定したいと考えております。

そして、会社の立て直しに向けては先に申しましたとおり、大幅な売上増を実現することに取り組んでまいりますが、そのためには経営目標の共有と協調が必要でありますので、私と従業員、あるいは従業員間で意思疎通することを心掛けて接するという気持ちを醸成し、良好なコミュニケーションの構築が不可欠となってまいります。さまざま難しい面もございますが、代表取締役として取り組んでまいりたいと考えております。

最後に、国内では新型コロナウイルス感染症の新規感染者が抑えられている状況にありますが、今後完全な終息に向かい、人の移動がより容易になることを願い、回答といたします。

2道の駅整備事業の進捗状況について

質問

令和3年5月19日の町政調査会にて、道の駅事業推進室(商工観光課)より、道の駅整備事業の進捗状況報告がありました。

その後、以下の進捗状況等がどうなっているか伺います。

  • 国土交通省の事業採択に必要な基本設計業務

(契約相手:久慈設計)

  • 国及び県との協議
  • 地権者への事業説明
  • 運営体制の構築
  • 町民皆様への説明と参画の機会

答弁

「道の駅整備事業の進捗状況について」にお答えします。

まずは、前回報告から時間が経過したことにお詫びしながらも、道の駅事業についてはひとつの工程が非常に難しく、時間を要するものであることをご理解いただきたいと思います。

さて、道の駅の基本設計業務は、関係機関の皆さまからのご協力をいただいたことで今年の9月末で業務が完了し、現在はこれを元に各方面との協議、相談を進めている状況です。

当町の道の駅の共同設置者となる岩手河川国道事務所との間では、基本設計業務を進めながら定期的に連絡、協議を行っておりますし、県に対しましても二戸地域振興センターを経由して進捗状況などを定期的に報告しております。なお、岩手河川国道事務所に対しては早期の事業化を、協議の都度依頼しているところです。

次に、道の駅予定地の土地及び建物を所有している方々へは道の駅事業の説明をし、全ての方から事業へのご理解とご協力の了承が得られたことから、現在不動産鑑定を実施しております。これについては、鑑定結果の報告がなされ次第、岩手河川国道事務所との調整を図り、各地権者に説明し、順次不動産の売買契約を結んでまいりたいと考えております。

道の駅の運営体制については、今後発注する詳細設計の段階から、従業員の動線やお客様の利便性に重点を置いた設計とするために、運営体制についても早期に決定することが必要だと考えております。お客様目線も当然に重要でありますが、それに加え、現場で働く方の動きやすさについても十分な検討が必要となってまいります。このようなことから、どのようにして、どのタイミングで運営体制を構築すべきなのか、現在、他の事例を調査しながら様々な手法を検討しております。

最後に、町民皆さまへの説明と参画の機会についてですが、今後、開催を予定しております地域懇談会の場で、これまで実施してきた道の駅整備事業の進捗状況と今回完成しました基本設計の成果を説明させていただきたいと考えています。

また、参画の機会については、昨年度町商工会が実施した商工業者あての経営課題に関するアンケートに合わせて町内事業者の道の駅への参画意向についても聞き取っていただきました。まずは、参画の意向を示していただいた事業者に対し訪問などを通じて、その内容などより具体的にお聞きできればと思っております

以上で答弁を終わります。

まとめ

奥中山高原(株)に関しては、2年以上に渡って一般質問を続けてまいりました。

今回の一般質問の一番大きな収穫は、町長自ら、従業員の皆様の声を聞くために奥中山高原(株)に出向くことを約束してくださったことです。

単年度で赤字が出ている状況なので、当法人の再建に向けての話し合い、特に、スキーシーズン以外(グリーンシーズン)の収益アップをどのように図って行くかの話し合いが、早急になされるべきだと思います。

また、幹部職員の報酬体系や、現場従業員の労働環境の改善等、まだまだ課題は山積みです。

経営改善計画については、今後、取締役会で話し合われるようなので、しばらく様子を見たいと思っております。

道の駅については、現在、基本設計までは終わっています。

時期は決まっていませんが、町長主催の地域懇談会で説明がなされ町民皆様の意見を聞く機会も持ってくださるようです。

是非、たくさんの町民の意見も吸い上げて、町民に愛される道の駅をつくっていただきたいと思っております。

その他

2期目の議会活動がスタートし、私は、産業建設常任委員会委員長、及び広報広聴常任委員会委員(議会だより作成)の役割を仰せつかりました。

産業建設常任委員会の閉会中の調査は、農業者(農業・畜産分野)との懇談会を2月に行うことになりました。

2月は、農業団体の代表の方々との懇談会になります。

林業分野の方々は冬期間はお忙しいようなので、春以降に懇談できたらと思っております。

また、商業分野等の方々とも、3月議会以降の懇談を予定しております。

一戸町の産業分野が、持続可能な発展をしていけるよう町民皆様のご意見を参考にしながら、考えていく所存です。

ご意見のある町民の方々は、どうぞ遠慮なく声をかけてください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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