一般質問・奥中山高原(株)<2021年6月議会>

はじめに

2021年6月議会は、6月15日に7名の議員が一般質問を行いました。

町民の皆様に関心の高い「奥中山高原(株)の経営状況」について、小野寺美登(よしのり)議員と山舘で一般質問いたしましたので、その詳細を以下に記します。

小野寺美登議員(6番目に質問)

奥中山高原株式会社の経営状況等について

奥中山高原株式会社については、町民の皆様が巨額な赤字と借入金に大変心配されております。現状を次の通り質問いたします。

1.直近の累積赤字額と借入金(長期・短期)の残高はいくらですか。又、借入金の個人保証の状況をお知らせください。

2.会社が作ることになっている「経営改善計画書」が示されていないが、改善計画作成委員会の開催状況は、どの様になっていますか。

3.総務省に対する町の責任と判断に基づく「経営改善方針」の策定状況は、どの様になっていますか?

4.監査委員から示された的確な監査報告書に対する改善措置の取組状況は、どこまで進んでいますか。

5.町長は、以前、議場において奥中山高原株式会社には公金を投入しないと名言されていますが、有言実行出来ますか。

6.今後の奥中山高原株式会社の具体的な運営方針は、検討されていると思いますが、いつごろまでに確定し、いつまでに町民に報告できますか。

以上の6項目について、奥中山高原株式会社の会長である町長より誠意ある回答をお願いいたします。

小野寺議員の一般質問に対する町の答弁

ただ今の、小野寺 美登 議員のご質問にお答えいたします。

まず1点目の直近の累積赤字額と借入金残高についてですが、累積赤字額の4月末日での見込額は9669万円、また、同日時点の借入金残高は、長期6950万円、短期1000万円であり、全てにおいて私が連帯保証人となるものであります。

次のご質問ですが、質問項目2、3、6は関連いたしますので、一括してお答えいたします。

奥中山高原株式会社が作成すべき「経営改善計画書」は、町が総務省のガイドラインに基づき作成する「経営健全化計画」の枠内となるため、これに基づいた内容となることをご理解願います。したがいまして、経営健全化計画策定が先行し、経営改善計画書はそれを踏まえて策定するため、結果として一体的な計画となるものです。

一方では、奥中山高原株式会社にあっては、現在は経常経費の削減検討、未整備規程の策定に集中して当たっているところです。

さて言うまでも無く、奥中山高原施設は町所有の公の施設であり、そこで展開される町民への福利厚生の提供と、観光事業は、町関与の下で指定管理者である奥中山高原株式会社により運営されているものです。

経営健全化計画は、総務省への策定報告の義務あるいは認定を要するものではなく、あくまで施設の設置者である自治体が自主的に策定し、住民に公表することを促すものとなっており、町としてもその趣旨に則り、現在計画策定を進めているところです。

そして、町としては奥中山高原事業の継続・廃止について判断することとなりますが、私としては、この事業を通じ町民に対する福利厚生の提供、雇用の場の創出、町の観光施策を実現させなければならず、これらを総合的に実現できるこの施設については、現時点においては継続すべきものと考えております。

しかし、この10年の間に奥中山高原の利用者が30%前後減少している中にあり、同機能の施設が重複している状況でもあり、運営経費や人的資源の配置が効率的でなく、かつ、修繕工事費にあっても集中化を図ることができない状況にあります。

これを踏まえ、施設のあり方の検討に当たっては、人口減や、人口構造・余暇活動の変容に伴うニーズ変化等を勘案し、配置機能の適正化を図らなければ持続化は難しいものとなります。この配置機能の変更の必要性を感じ、集約化、複合化、部分的な用途変更や廃止などによる保有総量の縮減を図ることをまずは検討してまいります。

施設の集約化、複合化等の選択によっては、運営における経費構造が大きく変更されることが予測されますので、現在は考え得るシミュレーションを通じ、町が示す方向性と経費とのバランスが取れる最適なポイントを探し出しております。

さらには、現在の指定管理期間中にあっては、処遇改善による人件費増、消費税増税、利用者減、新型コロナまん延など、指定管理料の見直しが必要となる要件が生じたものの、その対応がなされてこなかった課題があるほか、何より、町民の福利厚生施設であることも十分に踏まえての適正な指定管理料の検討についても必要と考えます。

そして、今後の奥中山高原事業、株式会社の再建に資する計画の策定期限ですが、来年度予算要求時期となる10月頃を目処とするものです。これは、奥中山高原株式会社を指定管理者とする期限が来年の9月末日となっていることから、次の指定管理期間を見据え、奥中山高原におけるサービス提供のあり方とそれに合わせての適切な指定管理料の決定をするためであります。

当然に最終決定までには議会の皆様への説明、協議を経ることとなりますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

次の質問項目4の、監査報告書における改善項目の措置状況を列挙いたしますと、

・経営陣と従業員との間で意思の疎通が図られていなかった反省を踏まえ、第10期からは幹部会議を開催し、予算の執行状況の確認と計画達成に向けた取組方針の共有を図っていること。

・その他予算執行等の妥当性の判断のため細かに稟議を行わせ、逐次指示を行い、意思決定プロセスを明確化したこと。

・経理規程その他未整備規程について順次策定していること。

・イワナ販売に関する売掛未収金については、当該商品は賃加工で依頼したもので、本来は売上計上するものではなかったことを踏まえ、商品販売代金の確認を行った後、雑損失に計上。前期売上高が過大となっていたものが修正されたこと。

という状況であります。

何よりご提言にございます、センターハウス及び管理センターの運用の抜本改革につきましては、まさに事業継続のために町が示す方向性の柱であり、会社の再構築に繋がるものでもありますので、短時間での作業となりますが、確実に取り組んでまいります。

最後の質問項目5につきましては、赤字を補填することや借入金返済の一部でも負担する意味での公金支出は、現時点では考えておりません。

議員各位にはご心配をお掛けしておりますが、私としても再建に資する計画策定の重要性を認識し、真剣に取り組んでまいりますので、ご理解の上ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。

以上で答弁を終わります。

小野寺議員再質問内容

①長期借入は、金融公庫の4,950万(コロナ資金)だけでなく、2,000万円を新規借入したわけですが、借入年月日と使途は何ですか。

借入分は全て町長の個人保証となっている様ですので、もしもの時はしっかり保証していただければと思う。

②経費の削減はどの様な経費でどれくらいの削減になりましたか。

それは、人件費であれば従業員の士気が下がると思われるので、士気が下がらない様に対策をとっていただきたい。

③未整備の規定は何の規定で、完成したのかどうか。

④経営健全化計画は完成したら町民に報告(公表)いたしますね。

⑤「奥中山高原温泉は、町民の福利厚生・雇用の場・観光施設であるため、現時点では継続すべきと考える。」との回答ですが、廃止も考えていると言うことですか。

⑥温泉利用者が10年間で30%前後減少しているとありますが、10年間の入り込み数と年度ごとの減少の原因は何か把握していますか。

⑦第10期からは、幹部会議を開催しているとの回答ですが、幹部会議への出席者の範囲はどうなっていますか。(課長補佐や町の商工観光課課長も入っているのか)

⑧「赤字補填、借入金返済に公金支出は、現時点では考えていない。」との回答で、赤字補填を完全に否定したわけではない様ですが、どの様な状態になったら公金を投入するのか投入の判断基準を考えていますか?

町当局、奥中山高原株式会社、関係者の皆さんの知恵を絞り、何とか公金支出をしない様に、大変なことですが頑張って頂きたいと思います。

※再質問に対する答弁は、後ほど、一戸町ホームページの動画配信でご覧ください。

山舘章子(7番目に質問)

奥中山高原(株)の経営現状と今後の方針について

現在、一戸町の最重要課題であり、多くの町民の皆様が、巨額赤字の拡大を心配している奥中山高原(株)について以下の質問をいたします。

1.事前に請求させていただいた資料によりますと、

令和3年4月末の月次決算で

累積赤字額9,669万円、

債務超過額4,659万円となっております。

また借入金は、

短期借入金額1,000万円、

長期借入金額は今期3月末に2,000万円が追加され

総額6,950万円となっています。

年間で収益を見込めるスキーシーズンを終えてもトータル収支がプラスに転じていない現状を見ますと、事業継続の可否を早急に決める時期だと考えます。町長の見解を伺います。

2.長期借入金額が、新たに2,000万円増えたことについては、資金が枯渇し運転資金に窮して借入されたと推察しておりますが、当然ながら、連続借入行為の妥当性について、役員や当局で十分な協議検討はされたことと思います。

しかしながら月々の収支がプラスにならない中で、2,000万円を借りて返済していく見込みはありますか。返済計画をお示しください。

また資金が回らなくなった時に、町長の個人保証として自らが返済する覚悟で借りましたか。

3.奥中山高原(株)の経営状況が債務超過に陥っている中で、町民が大株主の会社なので、借入金のことを含め、人事等、経営状況や今後の方向性を公にしていく必要があると考えます。

現在総務省に対しては報告義務がありますが、町民に対してこそ逐一報告する義務があると思います。議会によるチェック機能も加え、頻繁に話し合っていくべきではないでしょうか。

昨年の12月議会頃から、それまで以上に問題提起をしてきましたが、協議の場が設けられない他、必要な改善がなされないまま今日まで来ています。

よりスピード感を持って経営方針を打ち出していくことと、いつまでに誰が何をするのかというタスク(果たすべき作業)を明確にしなければ、町民に対する責任が果たせないと思いますが町長の見解を伺います。

4.事業継続の可否やその他の協議を早急にと提言している理由ですが、多くの町民の皆様が奥中山高原(株)の今後について不安に思っているということもありますが、別の理由もあります。

前回議会の一般質問で、前社長への損害賠償請求は難しいとの答弁でしたが、他の自治体の例では、議会の採択を受けた事業でも経営者の努力不足や任務懈怠の事実があれば町長や役員は責任追及される実例があります。

このまま放置すれば、累積赤字はあっという間に膨れ上がります。傷が大きくなる前に、勇気を持った決断が必要だと考えます。町長の見解を伺います。

5.従業員の皆様から、労働環境等が原因で働く意欲を喪失しているという声が多く聞こえてきております。

社長兼会長である町長は、従業員の労働意欲や士気を高める指導をされていますか。また、従業員の皆様から声を聞く機会を設けていますか。

山舘の一般質問に対する町の答弁

ただ今の、山舘 章子 議員のご質問にお答えいたします。

最初のご質問ですが、まずは今期スキー営業を評価いたしますと、東北の大手スキー場は軒並みリフト収入や輸送人員を大幅に減らしている中においても、奥中山高原スキー場はリフト収入が前期を上回るとともに、輸送人員では東北20位に入る素晴らしい結果となりました。インバウンド等に偏らず、常に町民及び近隣市町村のスキーヤーを大切にしてきたことが、このコロナ禍にあっても利用者の確保に繋がったものと考えています。そして何より、従業員全員には気持ちを一つにして頑張っていただいた成果であると、高く評価しております。

このように、スキー事業では好結果を残すことができた一方で、新型コロナウイルス感染症の影響もありスキーヤーの食堂利用に繋がらず、また、団体での宴会予約や宿泊予約も低調だったことで、現場では経費を1230万円ほど減らす努力があったものの、上半期の黒字化を図ることができなかったものです。

事業継続の可否を早急に決める時期では、とのご質問には、小野寺議員にもお答えしたとおり、単なる観光施設という位置付けではなく、町民の福利厚生、雇用維持という点も踏まえ、また、メイン事業の一つであるスキー事業にはまだまだ稼ぐ力があることを考慮しますと、現時点においては継続すべきと考えるものであります。

つまり、本事業を継続することを踏まえて経営健全化計画を策定するものであることをご理解願います。

2点目のご質問ですが、この長期資金2000万円はコロナ資金ということで向こう3年間は元金返済なし、無利息となっておりますので、この間に黒字を出せる経営に移行すべく、奥中山高原株式会社にあってはさらなる経費削減に努め、今後町が決定する施設の集約化、複合化等を踏まえた経営健全化計画とを総合するなかで償還を可能なものとするものです。

このように、長期借入金返済計画につきましてもこの経営健全化計画の一部を構成するものですので、追ってお示しすることとなります。

3点目のご質問ですが、これまで申し上げたとおり、また小野寺議員にもお答えしたように、奥中山高原施設の設置者である町が果たすべき役割、指定管理者が行わなければならないことを明確に説明しておりますので、最終決定までの間、議員各位にはお手数をお掛けいたしますが協議・相談等ご協力賜りますようお願いいたします。

なかでもスピード感をもってと言う点につきましては、現指定管理期間が来年9月に終了することや、新年度予算要求時期を勘案しますと、時間的猶予は多くございませんが、確実に、段階を踏んで取り組んでまいります。

4点目のご質問についてですが、これは3月議会定例会での山舘議員からの一般質問にお答えしたとおりであります。

累積赤字の増加への懸念を述べられましたが、いずれ実効性のある経営健全化計画の策定、スピード感、着実な実施をもってご心配の払拭に注力してまいりますので、累積赤字の解消にあたっては損害賠償請求に左右されるものではないと判断するものであります。

最後のご質問についてお答えいたします。

コロナ禍にあり、思いどおりの営業活動やサービス提供が難しい上に、売上への反映もなく、経費削減に追われる日々となっていることは従業員の労働意欲の低下を招いているかもしれません。

この新型コロナウイルス感染症が終息した後には以前のような活動、誘客が可能となってまいります。それを見据えた今からのおもてなし準備、新たなお客様の獲得に全従業員の知恵を結集し、その中から意欲・士気を高めていければと考えております。

今期は幹部会議を通じ、従業員からの直接的な意見・課題等を受け、私の考え・指示を伝えることができております。一方で、代表として従業員個々と面談することは困難でありますので、事情等に応じてお話しを伺う機会を設けたいと考えております。

以上で答弁を終わります。

山舘の再質問内容

①小野寺議員の質問に対しても、私の質問に対しても、この度の議会答弁では、「奥中山高原施設が町所有の公の施設であること」「施設の設置者としての町」という文言が多く出てきました。第3セクターであり株式会社なのに、町が施設設置者であることを強調されると、うがった見方をすれば、「今のところ多額の累積赤字の補填のために公金は投入しない」と答弁されているものの、いずれ公金投入が必要になった時の伏線にされるのではという不安を覚えました。現時点では第3セクター株式会社としての再建を考え、方向性を決めるべき時期だと思います。町から指定管理を委託されているという側面はあっても、赤字だ黒字だという収支の面は、町から独立して考え経営するべきであって、会社の純然たる経営として考えていくべきだと思います。町長の見解をお示しください。

②私自身も奥中山高原の住人として、奥中山高原施設が町民への福利厚生、又観光事業施設として運営継続されることを願っています。しかしながら、独立採算が求められる会社としては、例え、スキー事業が盛況でも、トータル収支でプラスにできない状況になってきているのであれば、しかるべき経営判断を一旦するべきではないかと思います。

町民の方々から「どんな経営者でもどんな施策を打ってもこのままだと累積赤字が膨らむ一方ではないか。雇用の問題も大事だけれど、月次決算等見ながら経営判断する時期でないか」という声が上がっています。

収支の数字を重視せずに、経営改善計画も未策定のまま、答弁書にあるように「スキー事業に稼ぐ力がある」という理由だけで事業継続を考えるのは安易な経営判断だと感じます。盛岡南イオンのジェラートの赤字のように、売り上げを上げられる予定だったけれど赤字になってしまった。赤字が増えてしまった。という結果にならないか心配です。南イオンのジェラート運営に関しては、議員の間では、「松ぼっくり」が撤退したところに入るのはどうなのか。撤退した理由があるはずだし、運送費・人件費等経費を引けば黒字にならないのではないかと話題になっていました。全員協議会等でも問題提起されたと思います。

これ以上経営判断の遅れや失敗は許されないと思います。町長の見解を伺います。

③町長は今までの奥中山高原(株)に関して「黒字になったことがない会社なんだ」と何回も言われてきたのに、今回の答弁書で「黒字を出せる経営に移行すべく」と書かれてあることに矛盾を感じますし、経営への見方が甘いと感じます。現に、町長の経営判断が遅いと感じている関係者や町民が多くいるのです。4,200万円の赤字の時に、どうしてしかるべき判断してくださらなかったのかと。

事業を進めるのか、一旦撤退するのか。判断は難しいと思います。しかし続ける判断をするのであれば、うまくいかなかった時に、どういう経営責任をとるのかまで考えるのが経営判断です。

町民の方でこういうことを言われた方がおりました。「役所関係の事業って、予算が無くなったら補正を組んで、結局、誰も責任取らないよね。」と。

町民の信頼を失わないような事業執行をお願いいたします。

④代表として従業員個々と面談するのは困難です。とありますがなぜですか?

以前から「従業員の話を聞きに言ってほしい」と議会で発言していたのに、「時間がない」は言い訳でしかないと感じます。

⑤F総支配人は従業員に対して面談は確かに行ったと聞いております。しかしながら、果たして社員のやる気を引き出し、会社の再建のための目的に叶ったものなのでしょうか。私の伺っている実際の面談内容は、従業員への一方的な指示で従業員の士気を高めるような話ではないと聞いております。そればかりか、「社内情報を漏らしていないか」ということを強く確認をされたそうです。職場環境改善のための面談の目的を果たしてないと思います。

町が施設設置者だと言うならば、経営状況、人事状況等をよりオープンにしていくべきではないでしょうか。

町長は前職で労働組合に関わっておられたと聴いているので詳しいかと思いますが、労働組合に相談してもOK、議員に相談してもOKですよね。町はこの会社の設置者なのですから。

誰が議会に話を漏らしているのだという話(菊池前社長もそうだった)は本末転倒だと思います。一緒に課題を共有して乗り越えないといけないのですから。

⑥多くの従業員さんからお話を聞いてほしいと要望がありお話を聞きました。

大多数の従業員の方々からのお話でした。

・F総支配人の現場トップとしての仕事ぶりや言動に疑問を感じる従業員多数。この場で言えないような内容もありました。

・雫石から来られた職員への待遇や働きぶりに不満を感じる職員多数。

・グループ派閥ができてしまっていることによる影響でコニュニケーションができていないから無駄に人員配置がかかるという話。

・F総支配人はじめ経営陣の報酬は下げないのに、冬季間従業員の賃金が下がっていること。その方達は冬季間の収入を春からの農業への投資に当てているので、生活が大変になっていること。

お客様の接遇を支えている現場の従業員さん達のこの様な気持ちや、コニュニケーション不足の現場の状況を把握されていますか?

⑦最近では、プロパー従業員(元からいる地元の従業員)の他職場への出向も考えているようですがそういう事実はありますか?

そういう人事や、経費削減の方向性も全体で協議してからやるべきではないでしょうか。

経営改善してほしいけれど従業員を苦しめるような形は望んでいません。

⑧答弁書に「累積赤字の解消にあたっては損害賠償請求に左右されるものではないと判断するもの」とありますが、菊池前社長が作った赤字はそれまでの赤字とは桁違い。それなのに、この様な答弁は解せないです。住田町木材加工組合では、多額の負債に、住民が監査請求を行い、住民訴訟の準備もしています。

一戸町も同じ様な状況になれば町長、役員だけでなく議会も責任追及をされます。

早急に全員協議会等開催お願いいたします。

※再質問に対する答弁は、後ほど、一戸町ホームページの動画配信でご覧ください。

おわりに

この度、同じ案件で一般質問を行った小野寺議員は産業建設常任委員会の委員長で、とてもリーダーシップのある方です。

普段は一戸町スーパーセンターICOの経営者で決算書も読める方なので、産業関係に関する彼の考え方や見立てを私はとても信頼しています。

奥中山高原(株)に関する質問は、過去に小野寺議員も、私も何回か行ってきていますが、累積赤字が膨れ上がってきており、従業員の皆さんの労働環境も悪いことから、早急に経営改善を要求すべく、二人で揃って奥中山高原(株)の質問をすることに決めました。

今回の一般質問で感じたのは、町長との「経営に対する考え方・価値観・感覚」のズレです。そして、毎回の一般質問で感じるのが、町長とのお金の感覚のズレです。

町長は「奥中山高原施設の今後について、町として決めなければならないのだ」と強調した答弁をします。もちろん、奥中山高原施設の建物は町の持ち物ですが、経営は第三セクター奥中山高原株式会社が行っているのです。

そして、その株式会社が菊池前社長の任務懈怠のおかげで桁違いの大赤字なのです。

一般的な民間会社が、全ての経費を会社で支払うのに対して、奥中山高原(株)は町が建物を管理し、修繕費や光熱費・固定資産税等は町が支払っています。民間会社に比べれば優遇されているのです。最低でも収支がトントンになるよう経営するのが経営者の務めです。

また町長は「町民の福利厚生・雇用維持」ということを事業継続の大義名分にしているのに、地元の従業員を経費削減のために他の職場に出向させようとしたり、菊池前社長が他の市町村から連れてきた従業員を優遇したり、言っていることとやっていることが違います。

私の質疑に対して、町長は「相変わらず議論が噛み合わない」と答えました。議会では、町長は議論が噛み合うよう、質疑に対して説明を行うのが責務ではないでしょうか。

それは、議員に対してというよりも、議員に質疑を付託している町民の皆様に対しての責務です。

質疑に対して、論点をすり替えたり、明確な答弁を避けたりする姿を見て、膨大な累積赤字を作った株式会社の会長(今は社長も兼務)としての経営責任や、菊池前社長への任命責任(議会への相談なく人事を決めた)に対する追及から逃げていると感じます。

更に今回の議会で判明したのが、長期借入金6,950万円のうち、以前は菊池前社長の個人保証になっていた4,950万円が、町長の個人保証に変更になっているという点です。長期借入金6,950万円全てが町長の個人保証になってしまいました。

もし、資金ショートしてしまったら、散々浪費し、会社をメチャクチャにして退任した、菊池前社長から債権回収できなくなってしまったことと、町長が6,950万円というとてつもない額の個人保証人になった金銭感覚に絶句してしまいました。

借入金返済の個人保証というのは、会社の経営者であれば経験する方が多くいると思います。会社が倒産すれば、自分の私財で債権者にお金を返す覚悟で個人保証人になるものなのです。

私自身の考えとしては、町政執行も、町が指定管理する会社の経営も、トップに立つ人によってやり方は様々あると思うので、運営内容や事業アイディアに関して文句を言うつもりはありません。

しかし、経営トップはお金の収支や採算性には敏感にならないといけません。

間違った経営判断、また経営判断が遅いことで、町民の皆様に本来負わなくて良い負債を負わせるわけにはいきません。町民の皆様の血税は大事に有意義に使わなくてはいけません。

そして、町長には、もう少し従業員を大切にして頂きたいと思います。

多くの従業員さんが怒りを通り越して無気力になっているというのに、「代表として従業員と個々の面談をするのは困難」その理由として「時間がないから」って💦

横浜には出張に行く時間があるのに、どうして町内の自分が会長・社長を務める会社の従業員の話を聞く時間がないのでしょう。😤

今日の議会後に行われた産業建設常任委員会で、6月議会後に奥中山高原(株)に調査に行くことが決まりました。

引き続き、奥中山高原(株)の従業員の皆さんの声に耳を傾けながら、皆さんが笑顔で働ける様に、他議員とも協働していけたらと思います。

たくさんのお客様に来ていただく施設の必須条件は、従業員の笑顔😊です。

そして、従業員の笑顔が、一戸町観光振興に繋がるのです。

引き続き、町民の皆様からの意見も募集しております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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