誰に対して義理立てをするのか<2020年12月議会報告>

今回の議会は、私の議会議員としてのポリシー

「町民の皆様の声を議会をとおして町政に反映させる。」

「町民が主役の町づくり」

が根底から覆されそうになった議会でした。( ;  ; )

一般質問

一般質問では、再び「奥中山高原(株)の経営危機を招いた経営責任について」質問しました。

4人の質問者のうち私と田頭議員の2名が奥中山高原(株)について取りあげました。

この件に関して関心が高く意見を寄せてくださっていた町民の皆様や、奥中山高原(株)の社員の方々の声を代弁し質疑、及び訴えを行いましたが、町長からは納得のいく答弁はいただけませんでした。

(詳細は、2月に発行の議会だよりにまとめます。)

代表監査委員の選任に関する人事議案否決

今回の議会で重要な議案は、この人事議案でした。

この件は、12月8日(火)に事前に全員協議会が開かれました。

協議内容は「監査委員の選任に同意を求めることについて」

現・S代表監査委員に、今月末の任期で勇退していただき、新しい監査委員を選任したいという町長からの提案でした。

理由は、3期務められて高齢(70代半ば)でもあるので、次の方に役職を譲ってほしい。同じ監査委員にこだわらなくても、他の監査委員でも問題なく任務を遂行できるということでした。

私を含め6人の議員が反対票を投じ、6対5で、新しい監査委員の専任に同意を求める議案は否決されました。

(岩手日報でも記事が掲載されました。)

新しく選任された方の名誉をも守るためにも(選任された方が問題なのではありません)、この人事議案に反対した理由を以下に掲げます。

理由1

監査委員の任期日が12月末に迫っていましたが、経営状況が危機的な奥中山高原(株)の監査途中でもありました。

この議案が上がった時に、町民や社員の皆様からは、「前社長就任後、2年間で巨額な負債(累積赤字額約1億円、借入金7450万円)を作った経営責任がまだ明らかにされていない。そして監査の最中でもあるのに、監査委員継続ならともかく、なぜこのタイミングで新しい監査委員の選任をするのか?」という疑問が多く出ていました。

わずか2年間にして、これだけの経営悪化を招いた前社長の経営責任を明確にするところまで後一歩まできているのに、結果的に結論を得られないようなことに議会が賛同したということになれば、「議会は現状の重大な課題認識ができていないのではないか」「議会は情報を隠蔽するつもりなのか」「議会は町民の利益・財産を守るつもりはないのか」と議会不信に直結すると考えるからです。

理由2

11月には、町民の皆様からも、S代表監査委員に対して

「厳正の上にも厳正なる監査を行っていただきたい」

「前社長や町長の経営責任を明確にしてほしい」

「奥中山高原(株)の経営状況について情報開示をしっかり行ってほしい」

などなどの意見が届き、180名程の署名も集まりました。

町民の皆様の利益を守るために懸命に務めておられるS代表監査委員に、町の監査委員を継続して担っていただき、奥中山高原(株)が、うみを出し切って再生できることを、多くの町民や社員が強く願っているからです。

私は、「監査委員の交代は、町民や奥中山高原(株)の社員の方々の気持ちを蔑ろにし、信頼を損ねることになるので、議会として賢明な判断といえない。」等、意見を述べました。

町長への思い

会社とは、どんな厳しい監査が行われても大丈夫な状態にしていくのが、会社の発展のために必要不可欠なことです。

厳しい企業監査に真摯に向き合って行くことが経営者には求められます。

過去1年以上に渡って、何度も問題提起をしてきたにもかかわらず、

公金が資本金である奥中山高原(株)が、このような巨額な負債を抱え、債務超過に至るまで何故放置してきたのでしょうか。

町長は「銀行からお金を借りられるうちは、借りて問題ない。」と、更に借入金が増える予感の発言をされますが、これは問題大です。

例え話になりますが、家計に余裕のない借金のある家庭で、収入の安定しない夫が、「貸してくれるから大丈夫」とドンドン借金してくれば、妻はどう思いますか?

借金返済に追われて、「子どもの教育費を払えるかしら?」「部活や習い事にもお金がかかるのに必要なお金が用意できるかしら?」「もう外食などレジャーにお金をかけられなくなるかもしれない」と心配になったり悲しくなったりしませんか?

町長の全てを批判しているわけではありません。

お金の感覚が甘いと、町民の皆様の血税を、他の件に関しても大事に使っていただけないのではないかと心配になってしまうのです。

今後、町の人口減と共に町の財源は減っていきます。

そして、町の福祉や教育を充実させながら、一戸の未来に本当に必要な物には投資していかなければいけません。

町民の幸せのために、適切な投資をお願いしたいのです。

町長の考えに賛同している議員への思い

町長への気持ちと重なりますが・・・

誰を守るために働いていますか?

義理を立てるべき相手は町民ではありませんか?

私たちは、町民に付託されて議員として働いているはずなのに、町民のことを思った判断ですか?

町長のことを応援したいなら、仲間なら、正しい判断ができるように助言するのが本当ではありませんか?

議長への思い

私は、人事案件の採択前の質疑で、この件に関心のある町民から寄せられた数件の声を紹介しようとしました。

インターネット傍聴されている町民に知らせるためと、

町長の人事選任案に反対する町民の声があるのに、それでも新しい監査委員を選任したいのか町長に質疑するためでした。

町民の声を紹介している途中で、議長から「町民の声を紹介するのをやめるように」と制止されました。「自分の意見だけを発言するように」と。

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インターネット傍聴されていた町民の数名から、

「何故、議員が町民の声を紹介したらダメなのですか?」

「議員は町民に付託されているのだから、町民の声を届けるのが仕事ですよね?」

と疑問の声が・・・

これに関しては私も理解できませんでした。

議長さんからは、議会後、私の一般質問の仕方についても指導を受けました。

(前述と同じく町民の声の紹介を止めるようにと)

私は今回の一般質問で、多くの町民の声を紹介しながら質疑しました。

今まで、何回も自分の意見を言っても町長に受け流されてきたので、自分の発言の背景にある町民の声を直接紹介する方法に変えたのです。

最初に記した、私の議会議員としてのポリシー、

「町民の皆様の声を議会をとおして町政に反映させる。」

「町民が主役の町づくり」

が根底から覆されてしまうと思った出来事でした。

まとめ

議長さんからは、他にも個別に言われたことがあり、後ほど、議員全員で集まる場で協議をお願いしようと思っています。

幸い、今回の人事議案は、町民や奥中山高原(株)の社員の皆様の声を反映し、否決できました。

人事議案が否決されることは非常に珍しく、過去にほとんどないことだと聞きました。

町長には、選任される方の名誉を傷つけないためにも、奥中山高原(株)が再建に向かうまでは、新しい監査委員の選任をしないでほしいと思っています。

私のポリシーである「町民が主役の町づくり」ができるよう、少し充電して、新年再び頑張りたいと思います。

今、私が、一戸町の将来のために大事だと思っているのは、

物事を適切に見て、感じて、判断できる人を育てるための教育です。

産業関係の一般質問ばかりしていますが(引っかかる部分が多々で)

私の本来の領域である教育や福祉の一般質問も徐々にやっていけたらと思っております。

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