誰のために働いているの?<2020年6月議会一般質問>

6月議会定例会の報告をします。

審議した議案については、一戸町ホームページからご覧になってください。

今回の議会では、6名の議員が一般質問をしました。

私は通告順により6番目。

今回の議会報告は、一般質問に絞って報告します。

一般質問とは

一般質問では、行財政全般にわたり疑問点をただし、町の所信を求めるもので、定例会で行います。

質問は、議員と町長が対面し、一つの質問をして一つの回答を得る「一問一答式」です。

一般質問の様子は議会傍聴席で傍聴できますし、インターネットでもLive配信されます。

また、Liveで見れなかった方のために、約1週間後に配信記録を見れるようになっています。

6人の一般質問内容

1.田頭建造議員

1.災害時の避難所の設営と運営方法について

2.中瀬春英議員

1.自給率について

3.小野寺美登議員

1.児童、生徒の給食費の無料化について

2.新型コロナウイルスの感染拡大対策について

4.柴田正三議員

1.コロナウイルス問題による町内の経済状況と町の今後の支援策について

2.小中学校における9月入学について

3.合併浄化槽設置にかかる集団設置について

5.峠 勇男議員について

1.新型コロナウイルスについて

2.町政の新機軸について

6.山舘章子

1.奥中山高原(株)の経営状況について

※一般質問の質疑応答は、インターネット配信記録で見れる他、後日発行の「一戸町議会だよ

り」でも要旨をご覧になれます。

私の一般質問<奥中山高原(株)の経営状況>の要約

奥中山高原(株)の一般質問は昨年の6月、9月にも行い今回で3度目になります。

小野寺議員も昨年の12月に同件の質問を行いましたので全4回。

その他、昨年10月8日、11月14日に全員協議会、また産業建設常任委員では、昨年

9月26日と今年の4月6日に所管事務調査を行いました。

決算状況、債務超過について

今まで再三、問題提起をしてきましたが、令和2年3月末中間決算の結果を見ますと、

議員全員が憂えていた結果になっています。

数字で見ていきますと、令和元年9月末決算(菊池社長就任後現体制1年目)では約4,200万

円の負債、3,000万円の借入金がありました。そして、令和2年3月末中間決算の結果を見ます

と、累積赤字額は52,670,000円強です。資本金が5,000万円なので、累積赤字額が資本金額を

上回っています。負債総額が資産総額を大幅に上まっており債務超過の状態です。

現在の財務状況は企業としてあってはならないこと、経済事案としては倒産、自己破産につながる財務状況です。

この大幅な債務超過の状況を町長はどう認識しておられますか。

<町長答弁要約> 

※以下、町長答弁要約内容は青文字で記載

3月末の赤字は約800万円だった。

コロナがなければ黒字だったと思う。

宴会の予約やスキー客は多い時期

夏場の客室の稼働率も100%に持っていきたいところだった。

予約が取れていたものもキャンセルになり、コロナの影響だとご理解賜りたい。

奥中山高原のみならす他の企業も経営改善に取り組んでいる。

財務状況改善のプロジェクトチームを立ち上げる方向である。

奥中山高原の運営には町民の血税が注ぎ込まれている。

巨額の負債は町民にとっても大きな負担になっていくものでありあってはならないことだと思います。

今、一戸町でかつてないほどの負の財産を抱えている状況だと思います。

借入金については、新たな借入金を合わせると総額7950万円になっていると思います。こ

の巨額の借入金の返済の実効性はあるものと思われますか

(5月末での現金・預貯金残高3700万円、運営費が月に約900万円かかると聞いています。)

<町長答弁要約>

コロナ対策として借入した4950万円は3年間返済据え置きです。

3年間のうちに会社を立て直しなさい、ということ。

芽が出ているところ、水漏れしているところをどうしていくかということ。

休館していても、人件費を除いてもかかるコストは高い。

町直営から会社になって1部門を除いて黒字化したことがない。

返済可能になるようプロジェクトチームで検討していく。

取締役社長、会長(町長)の責任

継続事業として可能なのかどうか心配なところではありますが、奥中山高原は町にとっては大事な観光資源で存続させなければいけません。答弁書にもありましたように、会社としての雇用の維持と持続的経営は目指さなければいけないと思います。

継続事業として、今後を考えていく時、現在の経営陣の方々の経営責任を明確にしてから次に進む必要があると思います。

第9期3月末中間決算の大幅赤字の財務状況が、新型コロナウイルスによる影響が大きいように答弁書では記されていますが、コロナ以前の赤字、コロナ以降の赤字に分けて考える必要があると考えます。

令和2年2月末時点での月次決算状況を貸借対照表から見ますと、累積赤字額は約46,410,000円です。約360万しか余力がなく、月に900万円運営費がかかる会社ですから、ほぼほぼ債務超過の状況です。

2月末はまだ、新型コロナウイルスの影響はそれほどなかった時期ですし、スキー収入もあった時期なのに、赤字が膨らんで行っているこの財務状況は問題だと思います。

2月末まで(コロナウイルス影響以前)の赤字の経営状況に対して、会長として大幅赤字決算の状況責任・結果責任をどう考えますか?

<町長答弁要約>

経営は、継続的な流れで見て行かなければいけない。

ソフトバンクも大幅な赤字だ。

〜中略〜

経営を流れで見ながら、これから先を見定めていくつもり。

社長の退任を求める件について

議会では議員全員の総意として社長の退任を求めています。その理由についてお話しさせていただき町長の意見をお伺いしたいと思います。

菊池社長の経営者としての認識のなさが大きな理由です。

エピソードは色々ありますが、最たるものを上げます。

4月6日に行われた産業建設常任委員での第2回目の調査での社長の発言の一部です。

「私はこの会社に経営しに来たのではない。一戸の観光振興を行うためにきた。お金の使い方も間違っていない」と発言されました。

また、進退を問う発言に対して「議会が口を出すところではない」という発言もありました。

「議会は町民を代表して発言しています」と返したら苦笑いをされていました。

町民の血税をもとに成り立っている会社なのに、町や町民に支えられて成り立っているという意識がないと思いました。議会のことも軽視されていると感じました。

産業建設常任委員でお願いしていた資料提出も非常に遅く(4月に請求したものが 6月に提出)不誠実だと感じております。

町長は菊池社長を経営者としてふさわしいと思われますか?

<町長答弁>

その経緯はさっぱりわからない。

今後立ち上げるプロジェクトチームで、その経緯を見定め適宜判断していきたい。

町長は産業建設常任委員会の調査記録を見ていないのですね。

その他にも経営者として不適切なところがあります。

・お金の使い方がおかしい。(収支を正しく把握し経営に生かしていない)

・先行投資ばかり行い収益を上げられず赤字を増やす。

(町長が今年4月28日の産業建設常任委員との面談で、先行投資による減収があったと認めていた。)

・昨年6月の一般質問で監査役に意見を伺った時には、次のようなコメントもありました。

「営業活動の拡大ないしは奥中山高原全体の知名度、認知度アップ、ここに注力しすぎたために、経営の基本である収入の激減、支出の増加、ここに対する目配り、配慮が不十分であった。」

・産業建設常任委員会調査資料でいただいた資料 同月(10月〜1月の4ヶ月)比較

勘定科目で言うと旅費交通費、広告宣伝費、接待交際費の使い方が不適切だと思います。

★旅費交通費 H 29年185,000円→R2年1,000,000円超

★広告宣伝費 H 29年約2,500,000円→R2年4,000,000円超

★接待交際費 H 29年21,025円→R1年約830,000円→R2年313,000円

(H29年は、菊池社長就任前の前支配人時代の数字。菊池社長就任はH30年7月)

・私利私欲のために会社のお金を使う社長の様子が、数字からも読み取れるし社員の方も言っています。

接待交際費はR1年からR2年にかけて産業建設常任委員会で社長に指摘した影響か減額はしているが、その使い方に不適切なものが多々ある。営業会食・営業懇談が多すぎます。

(例)N H K・I B C・八戸地区メディアとの飲食、JR盛岡等、営業先との飲食の他、

盛岡市議長就任祝賀会、メトロシェフ藍綬褒章受賞祝賀会、前副知事を囲む会等

個人的な付き合いは個人で出すべきです。会社と何かしらの関係があっても、今の債務状況では、自分で出すくらいでないとダメです。

社長の個人的な支出についてどう思われますか?

経営者として的確ですか?

<町長答弁>

支出の細かい中身はわからない。

適切な処理をされて監査を受けている。

営業活動は、観光振興の補助金から出ている。

会社の中で適切にやっていると思う。

・会長である町長が支出の細かい中身がわからないのは大問題。

・月次決算を出すのが遅い。経理ソフトを使っていれば、多少頑張れば翌月半ばまでには出すことができるはず。収支を正しく把握し次の運営につなげるのが本来的。

・管理職が多すぎて費用を圧迫している。

以上のことをどう思われますか?

<町長答弁>

社長に任せている。

社長は代表者としてきちんとやっている。

4月の人事異動で下の職員の育成を求めている。

今まで身分保証がない臨時職員を正職員にし処遇を良くしてきたのは社長の考え

・社長の社員に対する育成は不十分だと感じます。

・配置転換を盛んにする他、従業員同士の不和を生むような采配を行い、従業員を疲弊させている。

・一戸町を大事にしない、一戸町民を大切にしない、一戸の業者も大切にしない

と感じております。

・町長は、なぜ菊池社長を選んできたのかという質問に「パワフルな指導者が欲しかった」と答えられた。(4月28日の産業建設常任委員との面談で)

パワフルな指導者は望んでいません。

社員や町民を慈しみ守ることができる人、私欲に走らず賢明な判断ができる人、経営感覚のある社長を望んでいます。

これだけ悪評が聞こえてくるのに放置する理由は?

監査委員からも議会からも指摘されているのに更迭しないできた理由は?

議会の総意で社長の退任を望みますが町長はどう考えますか?

どうなったら更迭に踏み切っていただけるのか?

どのラインで決断されますか?

<町長答弁>

繰り返しになるが、プロジェクトチームで7月末には立てる経営改善計画の成果を見てから決める。

共同責任について

4月6日の産業建設常任委員会の第2回の視察で、巨額の赤字経営について菊池社長に問うたら、代表取締役の共同責任になるだろうと話していた。

会社を窮地に陥れた責任は大きいと思うが代表取締役会長である町長はどう思われますか?

金銭的な責任を負う覚悟はおありですか?

<町長答弁>

3000万円の借入金は菊池社長の個人保証

(会長の責任については明言なし)

社長や町長が100%出資しているなら文句は申し上げません。

膨らむ借金は町民の血税。町民は株主でもある。

町民に多大な負担を強いるのは違う。

町のお金を使って負債を作ったのなら、負債を作った人にお金を町に返して欲しいと思うのが自然。(町民に示しがつかないので次の資金供給をするところではないと思うが、)公的資金の投入を考えていますか?

<町長答弁>

当面はありません。

取締役会プロジェクトチームでの経営改善を行う。

赤字を認めてきた町長の責任は大きい。

町長も社長と同じく財務面の損失認識に欠けると思う。

コロナウイルスはじめ感染症対策のために町にお金を蓄えたい。

給食費無料等更なる子育て支援のためにもお金を蓄えたい。

そんな状況の中で、このような赤字の財務状況を認めているのはおかしい。

大いに反省しなければいけない。

<町長答弁>

プロジェクトチームで考えていく。

プロジェクトチームに会長や社長は入らない。

プロジェクトチームに経営者が入らないのはおかしいのでは。

相談しないで決めているのも問題。

重大な課題なのに相談しないで独断でやっている。

部課長の話も聞いていない。議会の話も聞かない。

こんな状況で社長を引き受ける人はいないと言って後任を探さない。

組織力で対応していきましょう。

(社長の後任は)取締役の方々も探すでしょうし、議会でも探します。

責任を明確にし、菊池社長を中心とした経営陣を一新して次に進むべきです。

費用を圧迫している管理職、コンサルタント、本当に必要なのかも検討してほしいです。

<町長答弁>

プロジェクトチームを作り聖域なく果敢に経営改善に取り組む

町長たるもの、心配されないように町政執行するべきです。

リーダーは正しい決断を早く行わないといけない。

すぐ決めることができなくても動き出さないといけない。

議員の総意で求めている社長の退任等、早急な経営改善の対応を求めます。

以上です。

まとめ

報告をまとめながら、怒っています。

私は年に数回しか怒りません。

怒る時は、ハンディーキャップのある方々が周囲から不当な扱いを受けた時のみです。

しかし、最近、町長と奥中山高原(株)の菊池社長への怒りが治まりません。

税金を納めるのもたいへんな方々がいるのに町民の血税を自分のお金のように使ったり

それを許したらダメでしょう。

町の恥部を発信するのは悩みましたが「誰のために働いているのか」を考え

(町民のため!!)

改善していかないことに憤りを覚え発信に踏み切ります。

現在、議会の総意で社長の退任を求めています‼️

経営改善のためのプロジェクトチームを作って対応するとの町長の答弁でしたが(何を言っても「プロジェクトチームで対応する」の一点張り)、どんなチームや改善計画を作ろうとも、トップが変わらないと何も変わりません。

奥中山高原(株)の恐るべき負債額は容認し、給食費無料やコロナ対策の町独自の経済施策には積極的でない町長の感覚も理解できません。

社員の皆さんや、町民の皆さんが不利益を受けないようにと、今まで頑張ってはきましたが、町長が態度を変えないため、なかなか状況が変わりません。

しかし、1年前とは違って、現在は、【議会の総意で】戦っている状況です。

奥中山高原(株)の経営陣が刷新され、一戸町の大切な観光資源が、一戸町民中心に運営され、社員の皆さんが生き生きと働き、再び栄えていくことを願って、あともう一踏ん張り頑張ります!!

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